Bowers&Wilkins 高級オーディオメーカーからのワイヤレスヘッドホン
本機は高級オーディオメーカーとして有名なイギリスのBowers&Wilkinsの製品となる。
Bowers&Wilkinsはご存じの方からはスピーカーなどの印象が強いだろう。車が好きな人にはBMWのカーオーディオの印象もあるかもしれない。
そんなBowers&WilkinsはTWSやワイヤレスヘッドホンも出しており、今回レビューする本機はそんな中の1つである。
このPx7 S2eは前モデルのPx7 S2から進化(Evolved)したモデルとのことで、末尾の「e」はその表れである。そんなヘッドホンを今回は観ていこうと思う。
Px7 S2e スペック
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 正味重量 | 307g (キャリングケースを除く) |
| 装着スタイル | Bluetoothワイヤレス・オーバーイヤー・ヘッドフォン |
| 特長 |
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| ブルートゥースコーデック |
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| ブルートゥースプロファイル |
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| ドライブユニット | 40mm バイオセルロース振動板ダイナミック型フルレンジドライバー×2 |
| マイク |
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| 歪み(THD) | 0.1%未満(1kHz / 10mW) |
| バッテリの種類 | 充電式 リチウムイオン電池 |
| バッテリ持続時間と充電 | 30時間、15分の充電で7時間の再生が可能 |
| 同梱の附属品 |
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高級感のあるデザイン
本製品は先代のPx7 S2に上位機種のPx8で培った技術を用いて進化させたモデルである。具体的には内蔵DSP(Digital Signal Processor)チューニングをPx8と同様のものを用いている。
アンスラサイト・ブラック、クラウド・グレー、オーシャン・ブルー、フォレスト・グリーンの4色があり、どれも上質な質感となっている。今回はその中でフォレスト・グリーンを購入した。
まず目を引くのは各所に施されたファブリックである。ヘッドバンド上部とハウジング外側にあり、優しい光沢をもっている。
またハウジング中心の金属素材は艶消し加工がされている。
また、ハウジングとイヤーパッドの間にはメタリックなラインが走っている。イヤーパッドは形状記憶フォームを用いており、非常に柔らかいものとなっている。
側圧も強すぎず、このため長時間使用していてもずれも起こらず不快感や疲労感を感じにくい。
またケースもケーブルが収納できるスペースがある。
Bowers&Wilkinsアプリについて
Bowers&Wilkinsのワイヤレスデバイス専用アプリがある。iOSとandroid両方に対応している。
利用するにはBowers&Wilkinsのアカウント作成が必須となる。
また、スマホ等の設定を通さずにこのアプリでBowers&Wilkins製品のペアリング登録が可能となっている。
このアプリの中では、環境コントロール・イコライザなどが設定できる。
イコライザについては昨今の製品は非常に細かい段階で調整できるものが多い中、シンプルに「高音」と「低音」の2つの項目のみとなっている。
これはぱっと見意外に感じたが、Bowers&Wilkinsは「実際の演奏とアーティストの本来の意図に完全に忠実な再生音を提供する」ことを掲げていることを考えれば納得だ。
また、マルチポイント接続にも対応しており、2台まで登録可能だ。
このためある程度操作の幅は限られるものの、その組み合わせについてはそれなりの数用意されているように感じた。
操作感・装着感について
操作についてはほとんどをR側でする形となっている。電源、音量、再生・一時停止ボタンが配置されている。
L側は環境コントロール(音声アシスタント)ボタンのみがある。
曲の送りは再生ボタンダブルクリック、戻りはトリプルクリックとなっている。
装着感は非常に快適で、側圧は強すぎず弱すぎずで絶妙。形状記憶フォームのイヤーパッドにより優しく包まれていて高級なクッションのようだ。もちふわ。
このため長時間のリスニングに適しており、ドライバーも耳の傾斜に沿うように配置されているため当たることもなく全くもってストレスフリーである。最高。
特徴・音質
一音一音が精細さと迫力を伴って聞こえてくる。
一言で表すならそんな感じの音。「実際の演奏とアーティストの本来の意図に完全に忠実な再生音」とはこういうことかと思わせるものだった。
しっかりと迫力のある低音、その中でもはっきりと聴こえる存在感のあるボーカル、刺さることなくきめ細やかに鳴る高音。
どの音も気持ち良く耳朶を打つのだ。
近い価格帯のSHUREのAONIC 50 GEN 2と比較するとあちらはよりパワフルな印象、SONYのWH-1000XM5は煌びやか・華やかな印象を受けるのに対し、こちらは丁寧にしっかりとした綺麗な音を鳴らしているように思えた。
ノイズキャンセリングも優秀で混雑した店内であっても音楽に没入することができた。
DAC内臓機能もあり、PCなどと本機をUSB TypeCで接続し再生することも可能。その際充電しながらの再生となる。
また、ヒアスルー(外音取込み)については、自然な聞き心地で音楽を再生しながらでも十分に会話可能。
通話に関しても途切れも音質低下やラグもなく問題なく通話できた。
総評
良い点はデザイン・機能・音質どれをとってもハイレベルに作られているという点に尽きる。
良くない点としては、電源をオフにしての有線接続再生が不可な点と、値段である。その値段もクオリティを考えれば決して高くない。確かに安くはない額だが正直値段以外見当たらない。
もしハイエンドなワイヤレスヘッドホンをお探しなら迷わずこれをお勧めできる。
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